2022年くらいから少しずつ、家具やインテリアをより心地のいいものへシフトしている。
少し値段が張ってもこれから先、気に入って長く使えるものを。
そんな気持ちで少しずつ入れ替えたり、今まで手を出してこなかったものを増やしたりしている中に、フロアライトとテーブルライトがある。
過敏症とはちょっと違うのだけど、蛍光灯の青白い煌々とした灯りよりも優しい夕焼けのような電球色の灯りの方が落ち着くし、心地良いなと感じていて。
誰かに説明するなら、そのイメージは「ちょっと雰囲気のあるカフェの落ち着いた灯りと空間」。
でも、実は長らく蛍光灯の灯りが苦手なんだと自分でも気づいていなかった。
学校やオフィスビル、電車やバスの照明だって、基本は昼光色や昼白色。
落ち着いてリラックスする灯りというよりも活動するための灯り。
「あ、心地がいいな」「こういう空間で過ごしたいな」と感じる灯りは違うんだって気づいたのは、時間的にも金銭的にも余裕ができて、丁寧な空間づくりのカフェへ足を運ぶようになってから。
そして、多灯照明のある暮らし、という考え方に出会って、照明ももっと自分が落ち着く、心地のいい、過ごしたいと思える形にしようと揃えたのが、フロアライトとテーブルライト。
部屋を均一に、ただ明るく照らすための灯りじゃなくて、気持ちと思考を落ち着かせてくれる灯り。

週末の夜、お茶を淹れてぼんやりと想いを巡らせたり、エッセイの元になる視点を書き出したり。
晩酌はあまりする方ではないけれど、長めの休暇の時にはアルコール片手に映画を流してみたり。
複数の明度の落ちた灯りがもたらす陰影が、日々の忙しなさから解放してくれる。
この灯りの中で1〜2時間、そうした時間を過ごすことは、少しだけ自分の中が整うというか、余白が戻ってくる感じがしている。
