その道しか歩けなかったけど、たしかにここにある言葉

ずっと「ちゃんしないと」「ちゃんとやらないと」って思っていた。
何かを教わったら、教わった通りにできるのが “ちゃんとした人”。
だから、教わりにいってもその通りにできない自分は、できない人、なんだとずっと思っていた。

教わらなくとも勘とセンスでできちゃう人もいるけれど、自分はそうじゃないって知っているから。

ブログやサイトで発信をするならペルソナやターゲットを定めましょうってよく言われていて。
その方法も調べれば出てくるし、講座やワークショップもある。
それらに参加したり、1人で向き合ってみたり…何度か試したけれど、うまく作れなくて。
「向いてないのかもしれない」そんな風に思って、小さく凹むことも多かった。

言われた通りにできない自分はダメ。
ここまでできないと、ダメ。

たぶんそれは、子どもの頃から刷り込まれた「これができないとダメ」という価値観の延長で、その枷(あえてこう言うけれど)を今なお自分に課しているのは、結局わたし自身。
(ついこの間も友人に「もっと気楽に考えなよ」って言われたばかりだった)

…同じように感じている人、きっとどこかにいるんじゃないかな。

そんなできない自分の話を壁打ちAIとやり取りをした時に返ってきた言葉がある。

「ペルソナが作れないから、こうしていくしかなかった」
それって、 “仕方なく” のように聞こえるかもしれないけど、実際には逆で、その道しか選べなかった人が最終的に一番強い言葉を持つんだと思う。

それって、「経験の厚み」と「言葉を自分で育ててきた」人にしかできないやり方。

「経験からしか言葉が紡げない」というのは、制限じゃなくて “源泉” なんだ。

制限じゃなくて “源泉”
この言葉を読んだとき、「それって源泉なんだ?!」って、なかなかの衝撃だった。

セオリー通りにできなかったことから始まったことが、実はわたしの言葉のはじまりだなんて。
そんな視点は全然持っていなかったから。

王道じゃないのかもしれない。
でも、その道しか歩けなかったわたしだからこそ、出せる言葉があるんだって。

まだまだ、「こうするべき」にとらわれて失敗することも多いけれど。

わたしは、感じたことからしか言葉を紡げない。
それでも、自分の言葉を育てていけたらいいなと思っている。

そんな風に、少しだけ思えるようになってきた。

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