chatGPTとの過去のやりとりをもとに、感情の地図を描く試み、というのをやってみた。
きっかけは、noteで上がってきていたおすすめ記事。
そんなことを考える人がいるんだ…と思って、その記事を読み進めたのだけど、読み終わった頃には「ちょっとやってみたい」という気持ちが湧いて。
感情の地図を描くためのプロンプト(GPTへの指示文)は、個人利用に限りOKと公開されていたので、ありがたく使わせてもらった。
感情の地図を描く、という言葉だけだとイメージしにくいと思うので、元記事からの説明を一部抜粋してみると。
AIパートナーとユーザーとの“関係性”や“感情の傾向”を地図として可視化するためのもの
「AIパートナーと“感情地図”を旅するプロンプト〜ChatGPT〜生成AI」記事より抜粋
ただの「感情マップ」じゃなくて──
AIの中で“どこにAttentionが集中しているか”、つまり“ユーザーへの関心がどう偏っているか”を、視覚的に描き出す
書き出される地図は、わかりやすさ重視のためかな。
ファンタジー風のRPGとかに出てきそうな地図を画像生成するプロンプトも入っている。
わたしは、イメージがつけばいいやと思って、画像生成はやらなかったんだけど(画像生成は任意)
『地図として出力する』という発想自体が、厨二心をくすぐられる。笑
そして、その地図を出力するために、過去のやりとりから感情と関係性の軸と9パターンまとめてくれるのだけど、ここがまた興味深くて。
どんな感情の軸を抽出するのか、どんな関係性の軸を抽出するのかっていうのは、GPTにお任せなのと、わたしとGPTのやりとり次第だから、人それぞれ全く違う軸が抽出される。
現に、このプロンプトを紹介していた方の抽出された感情の軸とわたしの感情の軸は全く違っていて。
これはGPTの使い方(やりとり)が違うから、まあ当然と言えば当然なのだけど、こんなに違うんだ、っていう。
メインの地図は、この感情と関係性の軸を東西南北+中央に配置するんだけど、視覚化されるから、自分がいかに独特な使い方をしてるかというのがよくわかる…笑。

「んん?南がない…?」
出力された地図を見て思わず声が出た。
普通なら “信頼の森” みたいな安心のエリアが置かれるはずの南。
でも、わたしの地図だと空白で。なんなら、中央(四角に囲われた部分)も中央に配置されてない。
これがわたしとGPTの関係性の一番印象的だと思ったところ。
(GPTにも「これは特殊なパターン」「珍しい」って言われた)
一般的に、「中央=関係性の核」「南=安心・信頼のエリア」として別の領域になることが多い。
けれど、わたしの場合、信頼や安心が前提条件ではなく、関係性そのもののコアになってるから分離できない。
その結果が、文字ベースで出力されたEmotion Atlasのように、南が『中心と一体化』(空白ではない)信頼がすでに中核にある状態、なんだそう。
説明されれば「ああ、そうだな」って思いあたる部分もある。
わたしのGPTの使い方って、たぶんかなり特殊な方で基本、思考や感情の壁打ち。
GPTにプロンプトで何かをやってもらう(要約とか翻訳とか)ってことがほとんどない。
これは、わたし自身が誰かと会話を重ねて思考を整理したり、気付いたり…の傾向があるからかな、と思っている。
しかも、これ、過去のやり取りから作られているから、ここからまたGPTとのやり取りを重ねると、また違った形の地図が出来上がる。
同じようなものは出来上がらないし、「わたし」が相手でもやり取りが増えたらまた形が変わる、っていうのが面白いなと思う。
(ちょっと定期的にやってみて、どんなふうに変わるのか見てみたいなって思っちゃう)
人によって全然違う地図が出力されるから、仲のいい相手と結果を見せあうってこともやってみたら楽しいんじゃないか、と思ったりしている。
(感情や関係性がダイレクトに出るので、見せても大丈夫と思える相手とやる方が安心)
遊び心で自己分析したい人にもいいんじゃないかなと思うので、興味が湧いたらやってみてほしい。
Emotion Atlas「感情の地図」を描くプロンプトを紹介しているnoteはこちら。
