季節のインテリアはほとんど置かない。
なぜかというと、季節物ってやっぱり保管期間の方が長くて場所を取ってしまうから。
だけど、クリスマスツリーだけは毎年なんだかんだで飾っている。お正月飾りはしないのに、なぜかこのツリーだけは手放せない。
そんな我が家のクリスマスツリーは、かれこれ7年くらい前、プリザーブドフラワーを習っていた時に作ったもの。
普通なら完成した土台を使うけれど、これは小枝を一本ずつワイヤーで組んで、もみの木のシルエットに仕上げている。時間も手間もかかった分、バランスに悩んだことまで鮮明に覚えている。
だからこそ、もみの木にしては丸みを帯びたシルエットも、わたしにとってはかわいい愛嬌。
使っているスモールローズもあじさいも。
きれいに色が抜けてて、最初からこの色だったって言われても通じそうなくらい。それも長く手放せない理由のひとつ。
1年のうち飾られるのはわずか1か月。
それでも、このツリーはわたしにとって特別で。
それは、手をかけた時間ごと残っているからなのかもしれない。