ものすごく久しぶりに(何年かぶりに)フラワーリースを作るワークショップを開催した。
実はプリザーブドフラワーのディプロマを持っていて、一時期、母の日やクリスマスなどイベントに合わせたアレンジメントを作ったり、完全オーダーでの販売をしていたことがある。
でも続けるうちに「作りたいときに作りたいものを作る方が心地いい」と気づいて、大々的なレッスンやオーダーはやめてしまった。
今回は純粋に「誰かと一緒に作るのも楽しそうだな」と思って企画したもの。
プリザーブドフラワーといえば、カラフルなローズたちが代表格。
でも、ディプロマ取得過程やオーダー含めいろいろ作ってみた結果、自分の部屋に飾るなら落ち着いた色味の方がしっくりくる。
色味が多いと、なんだか疲れてしまう。
ある程度の色数を…というなら、同系色の濃淡の方が心地いいし、色味もぱきっとした原色や鮮やかな色よりもちょっと落ち着いたカラーの方が心地がいい。

そんなことを考えながら行き着いたのが、シンプルなあじさいのみで作るリース。
カラーは、落ち着いたグリーンベースに少しだけグラデーションカラーが入ったものを選んだ。
当日は、まずワイヤリングで茎をつくり、小さな束をいくつか作ってからリースベースに配置。
ふんわりと空気を含むように整えながらグルーで固定していく。
合間にお茶を飲んでおしゃべりしながら、3時間ほどで仕上がった。
直径15cmのリースベースなので小振りだけれど、眺めて癒されるリースが完成。
こうした手を使ったものづくりって、手元の『今、ここ』に集中できて、過去や未来のあれこれはすっと脇に退いていく。
久々に手仕事と呼べるものをやって、「あ、やっぱりこういう時間は必要だ」と実感した。
また半年か1年に一度くらい、こうした時間を含めて作れたらいいなと思う。