#犬の本名。血統証明書に記載されている名前の話

JKC発行・犬の血統証明書

少し前、SNSのトレンドで「#犬の本名」というハッシュタグが上がっていた。

何かというと、JKCなどから発行される血統書(血統証明書)に書かれた愛犬の名前が思ってもみなかったものだった、という投稿から、愛犬家がこぞって一緒に暮らしている犬の血統書を確認、アップしてぷちバズりみたいになってたもの。

血統証明書とは、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)に血統登録された同一犬種の父母によって生まれた子犬に対して発行されるもので、人間に例えると「戸籍」のようなものにあたります。純粋犬種は、この血統証明書によって、本犬、両親から祖先まですべて同一の犬種であるということが証明されなければなりません。

犬種には、それぞれ理想の姿を定めた「犬種標準(スタンダード)」があり、固定された形態や特徴は、はっきり判別できるものでなくてはなりません。これらの形態や特徴はすべて両親から受け継いだものであり、またその両親も、それぞれの両親から受け継いできたものなのです。

一般社団法人ジャパンケネルクラブ HPより

血統書に記載されている名前の多くは、そのコが生まれた犬舎でつけられた名前。
JKCだと生後2年を超えると登録はできない、とあるので、たいていは犬舎でつけられた名前で登録されることが多いのかな、と思う。

SNSで見ていると、ほんとにいろんな名前がつけられていて、ブリーダーさんたちは名付けに苦労してるんでは…と思ったりもする。
我が家の王子たちの出身犬舎ではコールネームと言われているけれど、たまに苦戦してる様子が犬舎のSNSでも見られるし。

我が家のしっぽ王子たち・ルーンでの名前表記(左からMasuho、Soi、Suoh)

このトレンドを見て、我が家の王子たちはなんだったかな…と久々に血統書を引っ張り出してみた。
血統書の名前なんてほぼ気にしてないから。笑

我が家の王子たちの血統書上の名前は、年齢順にあげると

  • CERCIC CHINENSIS(ケルキス キネンシス)
  • FAITH-TOO(フェイス トゥー)
  • KAGURA(カグラ)

お兄ちゃん王子は、生後1週間でお迎えを決めたこともあって、わたしの名付けが終わったタイミングで血統書を申請してくれて、今の名前で血統書が作られている(お兄ちゃん王子のコールネームは「ナポレオン」)

ちなみに、CERCIC CHINENSISは花蘇芳の学名。
お兄ちゃん王子・蘇芳の名前の由来(お迎え時期が開花時期)から。

永遠の末っ子王子・真赭のコールネームは「光」
ちょうど東日本大震災の1ヶ月後に生まれたので、兄弟姉妹みんな未来に希望を持つような名前だった。
FAITH-TOOは、訳すと信仰とかそういった意味。

怪獣王子・纁のコールネームは「神楽」
犬舎に残留した兄妹は歌舞ちゃんという名前で、歌舞伎繋がりのコールネーム。
素直にローマ字読みで登録されていた。笑

こうやってみると、意外と普通、かな。
蘇芳だけちょっと字面が仰々しい。笑

でも、動物と暮らすってこうした名前を決めるところからがスタートで、どんな名前にしようかなって苦戦することもあるけれど、楽しい時間でもある。
(我が家の王子たちの名付けの話は「「読めない」「書けない」「変換できない」と言われる王子たちの名付けの話で)

血統書を持っている飼い主さんは、ぜひ引っ張り出してどんなコールネームが付けられてるのかな、とみて欲しい。

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